20221115

トレイルシーズンに突入しました。そこで是非お勧めしたい商品のご案内です。

私事ではありますが、我が家では約4ケ月前より犬を飼い始めました。

朝晩の散歩は主に朝を私が、夕方を奥様にお願いするという流れになっています。

現在、わが家族は八ヶ岳の麓の田舎に暮らしていますので私の散歩はほぼ100%土や砂利の上、奥様は30%位が舗装路でそれ以外は私同様に土や砂利の上を散歩しています。

山の麓ですので平坦な道ばかりでなく常に斜度る道を毎日1時間づつ歩くような感じです。

私は普段Ride ConceptsのViceを履いて毎日生活していました。当初は散歩もそのままViceを利用していました。

それまでの仕事だけの生活であればViceはいたって快適に私を支えてくれていましたが、ある雨上がりの朝に散歩している際に、草むらを歩くと靴下が濡れる事が気にかかり、更にコケの生えた土の上で滑り一人おっさんが朝からコケてドロドロになるという醜態をさらしました。

私は一生スニーカーはRide Conceptsしか履かないと宣言しておりましたが、こっそりトレッキングシューズを買おうかとしておりました。

その時にふとTallacの事を思い出します。

ちょっと価格が高いから降ろしたくないけど、インプレッションするという事で勇気を出して降ろしてみました。(購入しようと考えていたトレッキングシューズも同じような値段でしたし)

勿論、私だけ新調するわけにもいきませんので奥様にはFlumeを降ろしました。

それから約2.5ヶ月毎日履いてみた感想を簡単にお知らせしようと思います。

但し、その間二人ともバイクに乗っておりませんのであくまでもTallacとFlumeの追加機能である歩くという性能に特化したレポートになります。


真面目なバイクシューズのインプレはドイツのMountainbike Magazineの8つのペダルと8つのシューズをテストした記事を日本語訳しましたので下記のリンクよりご覧ください。彼らの評価ではとうとう510のTrailcrossを超えたと言われています。

リンク

他にもイギリスのBike Raderでもレビューされています。こちらはグーグル先生で翻訳されたリンクを準備しましたのでご覧ください。



2.5ヶ月履いたシューズのアッパーの状態。

右のCharcoalが私のTallac, 左のローズが奥様のFlume

私はViceと同じUS 10.5を着用。最初のフィッティングの感覚はスウェードのViceよりも少しタイトな感じがしましたがそのまま着用。徐々に拡がり写真のように革靴のような横皺が入り始めます。こうなるとViceが少しブカブカに感じる位、足にフィットしてきます。



横から見比べると私の右側の方がミッドソールにも皺が寄っています。
これは悲しいかな私の方が体重が重い為にシューズへの負荷が大きいと思われます。
左の奥様のものは一切外観上の変化がありません。

気になる防水についてはアッパーにヒールカップやトゥカップが溶着されている為にそちらからの入水は一切ありません。強いて言えば深い水たまりに入った際にアッパーとシュータンのつなぎ目の一番下から少し水が入り靴下を湿らせます。スウェードのViceはビショビショになりましたのでそこは大変ありがたいです。

そしてこのモデルの特徴である歩くという機能をアップするためにペダルを踏む部分よりも踵が若干高くなっています。この事が斜度のある道で的確にトラクションを得られて歩きやすくなっていることは言うまでもありません。トレッキングシューズと同じ考えです。そしてソールのコンパウンドは最も柔らかいものを使用していますのでペダルへの食いつきも良いでしょう。(その辺は上記のリンクをご覧ください)

そこで気になるのがコンパウンドが柔らかい為に、ヒールやつま先のソールの減りが早いのではないかという事だと思います。
写真上が私のヒール。下側が奥様のヒール。歩き方にそれぞれ癖もありますから減るポイントは若干ずれると思いますが、あまり舗装路を歩かない私のソールはほぼそのまま原型をとどめています。舗装路も散歩コースに入れている奥様の踵は外側のブロックの細かい部分が減っています。


こちらの写真は上側が奥様のもの。下側が私の物です。
どちらもソールの形状はそのままです。

2.5ヶ月履いた感想はこれで一生Ride Copnceptsしか履かない宣言が維持できそうであるという事。実は散歩のときはもちろんですが最近は通常の仕事の時にも履いています。
理由はとても快適であるからです。バイクに乗らない私であればこそ一日中履いている事を考えると少し踵が高くなっているこのシューズは手放せないものになっています。

Tallacには他にもClipモデルやそれぞれにBOA付きのモデルがあります。
私の使用用途であればTallacで十分である為にBOAを試す事は無いでしょうが、実はこちらにもフィッティングを高める為のデザイン上の重要なファクターがありますのでご案内しておきます。

まず基本的にBOA一つだけでシューレースの代わりにシューズ全体をピッタリとフィッティングさせるのは困難です。
これはよりフィッティングが求められるロードシューズやXCシューズは上下に二つのBOAが使用されている事でも判断ができると思います。
そしてそれを補う為に、ベルクロのベルトで締めつけます。
一般的なベルクロはシューズの上側につきます。他ブランドではBOA付きであっても上側に付ける事が多いです。しかしRide ConceptsのBOAは敢えて下側に付けています。
これはBOAを閉めていった際にどうしても上側ばかりがきつく閉まり、下側がゆるゆると感じてしまう為、シューズ全体のフィッティングを高める為には下側を補った方が良い為です。

このようにかなり真面目に作られているRide Conceptsのシューズ達。
これからのトレイルシーズンは特にTallacシリーズをお勧めします。

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