20150516

ホイールサイズいろいろ。

マウンテンバイクは26インチとほぼ決まっていたものがいつのまにか29インチやら27.5インチやらさらにはFAT BIKEやら27.5+まで。

そんなTransition Bikesも一部のDJ向きモデルを除き基本的には27.5や29へシフトしていきました。

世界の流れはは29はXCレースバイク、トレイルバイクは27.5、ダートバイクは26という感じでしょうか。
それぞれのホイールサイズには好ましい点と好ましくない点がそれぞれありそんな位置付けになっていると思われます。
しかしその間も29インチのトレイルバイクのジオメトリーはとても進化しておりTransAMも下を向かなければ29であることを忘れてしまうような感覚をさせるほどです。

そして最近はトレイルバイクはフロントディレイラーを廃しリアに大きなコグをつけるトレンドです(実際に2015TransAMもそのような設定です)。
そしてこのフロントディレイラーを外して山遊びができるという事がBankをトレイルで遊べるバイクとしてご使用の方もいらっしゃるようです。

そして本題はここから。
フロントディレイラーを廃する事でジオメトリーさえもより特化させる事を狙ったブランドがあります。
29インチの走破性は何物にも代え難い事は誰しもが認めるところだと思います。
しかし大きなホイールの為にクイックさに限界があり山遊びには楽しくないという考えが一般的かもしれません。

Zealous BikesというバイクブランドDIVISIONというフレームのサンプルを入手しテストを開始します。
Zealous : 意味は「熱心な」、「熱狂的な」。発音はゼロスまたはゼロースというところでしょうか。
写真を見ていただけるととても判りやすいのですが、リアタイヤがシートチューブの中に埋まっています。
なんとも朴訥とした風景ですがこれは事務所前です。
このフレームの面白さはこの写真の方がわかりやすいかもしれません。
チェーンステイ長を詰める為にフロントディレイラーを廃し、
DHバイクのようにシートチューブを二つに割っています。
フロントチェーンリングはMax36Tです。

そして大きなコグを利用します。
いつもであればXDドライバーで大きなのを入れるのですが、
テストの為にみなさんがよく使われる手法を用いてみました。
テストバイクは135×10ですがDMRのドロップアウトの変更で
142×12、135シングルスピードにも変更が可能です。
そして二つに割ったシートチューブは可変シートポストの
ステルスにも楽に対応します。

このサンプルバイクはSサイズです。
これを本日からテストに入ります。
ぜひみなさん29インチの進化を体感してみてください。

このフレームは現行のV1です。
実際の国内導入時にはV2となりより太いタイヤを入れる事ができるように改善されるようです(これは最新規格の27.5+に対応するという意味かもしれません)。
こちらの意見もちゃんと聞いて貰えていますので今のうちに色々と意見を伝えながらより良いフレームに改善した上で国内導入をスタートしたいと考えています。

正式な取り扱いがスタートしましたら日程等ご案内してまいります。
まずはデモバイクの告知でした。